
建築家・中村好文の理想を形にした“普通の”ペンダントライト
建築家の中村好文さんが「ごく普通の形」を求めてデザインしたペンダントライトです。アンティーク品のような乳白色のガラスセードが食卓をあたたかな光で包み込んでくれます。
中村さんは、住宅だけにとどまらず、家具や収納、生活道具までデザインする建築家として知られています。そんな中村さんが理想とするペンダントライトは、「灯りの感じが優しく、手ごろな値段で、あまりデザイン臭さのない」もの。
ところがぴったりなものが市販されていないため、古道具店でアンティーク品をせっせと買い集めていたそうですが、仕入れに事欠くようになったことから、一念発起して自分でデザインしたそうです。
初代モデルが発表されたのは90年代後半。工場やサイズの見直しはあったものの、基本的なフォルムは変わらず、PERA(ペラ)という名称で発売歴30年をこえるロングセラーとなっています。
洋梨をモチーフにした優美な曲線と手吹きガラスのやわらかな光
「小津安二郎の映画に出てくる何気ないガラスのシェード」を目指したという中村さんの言葉通り、デザインはいたってシンプルです。
シェードの有機的なカーブは、洋梨の上半分がモチーフ。PERA(イタリア語で洋梨という意味)という商品名はここから名付けられました。
ノスタルジックな光を放つガラスシェードは、関西の町工場で「宙吹き」という技法で作られています。アンティークのガラスシェードのように形や厚さに微妙なゆらぎがあり、それが見るものの気持ちを和らげてくれます。
シェードの直径は25cm。丸テーブルなら直径120cm以内、角テーブルなら幅150cm以内がおすすめのサイズです。
ちなみにペンダントライトは、座ったときに光源が直接目に入らない高さ(テーブルから60~70cm以内)が理想とされています。そのため当店では設置する部屋の天井高さにあわせ、ケーブルをカットしてからお届けするようにしています。ケーブルの長さを割り出すため、ご注文の際に「テーブルと照明の希望間隔」と「天井とテーブルのそれぞれ高さ」を備考欄でお伝えください。

中村好文(なかむら・よしふみ)
建築家
1948年千葉県生まれ。1972年武蔵野美術大学建築学科卒業。1975年東京都品川職業訓練校木工科。1976年〜1980 年吉村順三設計事務所を経て、1981年レミングハウス設立。住宅設計と家具デザインの仕事のかたわら、執筆活動にも意欲的に取り組む。1987年「三谷さんの家」で第1回吉岡賞受賞。著書に「住宅読本」「住宅巡礼」等。
- デザイナー
- 中村好文
- 製造元
- PERA
- 素材
- 吹きガラス、真鍮(シェード固定金具)
- サイズ
- 直径25×高さ18cm
- 重量
- 約1.0kg
- 電球・光源
- 口金サイズE26、定格60W、60W白熱電球1個付属
- 製造国
- 日本
- 納期
- 約1週間
- 注意事項
- ※受注生産品のため、ご注文後のキャンセルはお受けできません。
※ガラスシェードは手作りのため、多少の個体差があります。また、小さな気泡や黒点が入る場合があります。
※電気用品安全法に基づくPSEマーク取得済み。
※LED電球の場合は、100W相当まで使用できます。
※一般屋内用器具です。屋外や水気、湿気のある場所では使用できません。
※ケーブルの長さを3m以上に伸ばす場合は、追加料金が発生します。
※メーカー直送品です。代引き決済はお受けできません。