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金継ぎ入門書の決定版。漆を使った本格的な金継ぎのテクニックを豊富なビジュアルとともに教えてくれます。
伊良原満美・中村真『ゼロからの金継ぎ入門』
2,200円(税200円)
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伊良原満美・中村真『ゼロからの金継ぎ入門』
2,200円(税200円)
伊良原満美・中村真『ゼロからの金継ぎ入門』

豊富なビジュアルで初心者でもわかりやすい、金継ぎ教本の決定版

漆を使った本格的な金継ぎのテクニックを教えてくれる良書。著者は東京藝術大学大学院美術研究科漆芸専攻出身で漆芸家の伊良原満美さんと中村真さん。金継ぎの技法だけでなく、基礎知識から漆の調合まで幅広く網羅されている。技法が豊富な写真とともに詳しく解説されているため、初心者に限らず経験者にとっても有益な一冊です。

プロローグ

「本書にあふれる日本の心」

日本の縄文遺跡からは、漆で接着した土器が出てきます。貴重な土器が割れた時には漆で接着をし、欠けたときには同じような形の土器片を漆を用いて塞いでいます。

本書が明らかにしている日本の金継ぎ法は、中国の金属製のかすがいを使う物とは大きく異なります。遥か縄文の接着技術を受け継ぎ、それに日本が創始した蒔絵技法が重なったもので、日本独自の美意識の昇華でもあります。

私はこの技法を祖父である七代自芳から教わりました。家には関東大震災で粉々になった青磁の蓮の形の鉢がありますが、これが全面に金継ぎ法で修復されています。すべての部分が金蒔絵で繋がり、壊れていなかったときとは全く違う次元のものになるのです。

本書を著した2人は東京藝術大学の大学院を修了し、教員として後輩の指導にあたっていました。漆には造詣が深く、共に自然素材である漆を見つめて作家としても、また漆芸を通した国際的な活動でも活躍をしております。

感性豊かな芸術家、技術をこなす漆芸作家としての視点から著した本書は、正確で分かりやすく、皆様が興味を持って理解できる内容となっています。本書に書かれている中に、日本人の美意識と心の発露があり、今こそ、世界へ発信すべき情報があふれていると思っています。

東京藝術大学 教授 三田村 有純


目次


  • 1章 金継ぎの基礎知識
    • 金継ぎとは
    • 漆の不思議
    • 器の破損とその呼び方
    • 仕上げの装飾
    • 金継ぎの材料
    • 金継ぎの道具
    • 破損別 工程例 早見チャート
  • 2章 漆の調合
    • 「固め」用の漆
    • 「接着」用の漆(麦漆)
    • 「成形」用の漆
    • 「埋め」用の漆
    • 「下地」用の漆(錆漆)
    • 「塗り」用の漆
  • 3章 金継ぎの実践(基本編)
    • 素地の準備「洗い」
    • 「ひび」を見極める
    • 「にゅう」を繕う(長石釉の湯呑)
    • 「割れ」を繕う(マグカップ・れんげ)
    • 「ほつれ」を繕う(越前湯呑)
    • 「欠け」を繕う<1>(粉引の片口)
    • 「欠け」を繕う<2>(染付輪花鉢)
  • 4章 金継ぎの実践(応用編)
    • 「欠け」と「にゅう」を繕う(粉引のどら鉢)
    • 「割れ」と「にゅう」を繕う(向日葵のジョッキ)
    • 「割れ」と「欠け」を繕う(赤楽茶碗)
    • 「輪花」の造形(染付輪花鉢)
  • 5章 素地別、金継ぎのコツ
    • 「磁器」を繕う(染付そば猪口)
    • 「楽焼き」を繕う(赤楽茶碗)
    • 「白い土もの」を繕う(銀彩色絵カップ)
    • 「上絵の作品」を繕う(赤絵のぐい呑ほか)
  • 6章 金継ぎの装飾
    • 「金粉」を蒔く(浅野陽の大椀)
    • 「銀紛」「錫紛」を蒔く(れんげ・赤絵のぐい呑ほか)
    • 「色漆」で仕上げる(紛引のどら鉢・紛引の片口ほか)
    • 「蒔絵」を施す(染付輪花鉢)
  • 金継ぎ用語集
  • 漆の材料、道具取り扱い業者
  • コラム
    • かぶれについて
    • 筆と道具の洗い方・服装と手の洗い方
    • 合成接着剤を剥がす
    • 器の「ズレ」
    • 「ヤスリ掛け」と「固め」の重要性
    • 器の種類
    • 金継ぎした器の取扱い

著者
伊良原満美、中村真
発行元
株式会社誠文堂新光社
サイズ・ページ数
265mm×190mm・128ページ
発行年
2015年06月03日

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