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秋岡芳夫のベストセラー著書『食器の買い方選び方』の表紙に掲載された、当店定番の汁椀です。
山本英明・朱汁椀
17,600円(税1,600円)
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山本英明・朱汁椀
17,600円(税1,600円)
山本英明、隆博・汁椀

日常使いの漆器の流れを変えた、山本英明の代表作。

秋岡芳夫のベストセラー著書『食器の買い方選び方』(新潮社)の表紙に掲載されている越前漆器の汁椀です。容量300mlとたっぷりなので、具だくさんの味噌汁やお茶漬けも食べやすく、また小どんぶりとしてご飯ものや煮物を盛ることもできます。

作者の山本英明さん(1940-2010)は、祖父の代から続く越前漆器の塗師でした。15歳で職人となり、技術面で最高峰にのぼりつめるものの、美術工芸品的な漆器や大量生産の漆器作りに疑問を感じ、ふだん使いの漆器作りへ方向を転換。”物言う職人”としてマスメディアにたびたび登場し、その後の漆芸家に少なからず影響を与えました。

値付けの仕方もそのひとつ。いまでこそ1万円を超える作家物の漆器はめずらしくありませんが、当時一般に流通していた漆器の3倍も4倍もする価格に、産地からは賛否の声が上がりました。一方で「真っ当な品物を作るためには手間ひまがかかる」と見えないところも一切手を抜かない山本さんの頑固な姿勢は、根強いファンを生み出しました。

工業デザイナーの秋岡芳夫もその一人。著者『いいものほしいもの』(新潮社)で、本作を次のように評しています。

「このお椀、福井の山本英明さんが塗ってくれたもので、毎朝、家族みんなで味噌汁を楽しんでいます。ふだんに、いい工芸品を使う暮しは、素敵。この椀、すでに3年ほど使いました。使った回数は約1000回。手に入れたときはすごく高いお椀だ!と思いました。だって、いまだったら1万円は超すでしょう。5客でではありません。1客でです。でもいまは、安くついたと思っています。当時1客9,000円ほどでした。3年後の今日までの使用量は、1日約9円ほどですから、使い捨ての割箸一膳よりも安い勘定です。」
「毎日使いましたがこの椀、いまだに小ひびひとつ入っていません。世間には、たった1年で、まん丸だったのが楕円に歪んだりする粗製なお椀もありますが、これはまだまん丸。それに、心なしか使い始めの頃よりも、色艶が冴えたようです。」

希少な国産漆を使用。使うほどに光沢が増す。

現在、この汁椀を製作するのは、長男の山本隆博さんです。自身の漆芸作品を精力的に発表する一方、父が遺したデザインも一部受け継いでいます。

「この器は、シンプルの極みというか、無加飾の漆器が流行するきっかけとなったと思います。正確に数えてはいませんが、父は5000個以上作ったのではないでしょうか。4寸強(12.6cm)というサイズは女性の手にはやや大きいかもしれませんが、父は『大きな器に少しだけ盛りつけほうが美しい』という考えで、秋岡さんと違って器のサイズにはおおらかでした。器の色が朱色なのも父の考えがあります。父によると『朱のほうが使い込んだときに汚れた感じがしない』『昔の日本家屋のような薄暗い部屋で食事するときは、朱の器ほうが料理が映える』というのが理由のようです。」と隆博さん。

山本さんのもうひとつのこだわりは国産漆を使うことです。いまや希少な国産漆ですが、山本さんの工房では国産漆が余って売れない時代からずっと使い続けています。山本英明さんは著書『塗師屋のたわごと』(角川書店)にその理由を記しています。

「なぜ日本産のうるしを使うのかというと、自分が日本人だからや。合理的ではないけれど、合理性を突き詰めれば、経済にいきつくだけやから、そこで妥協して儲けるより、自分で納得のいく品を作りたいと思う。これもお客さんが許してくれるからできること。いまの値段で品物が売れている間は日本産を使い続けるつもりや。」

独特の朱色やマットな漆の風合いは、性格の違う漆を数種類混ぜた「山本ブレンド」によるもの。使い込むほどに(水洗い後にふきんで乾拭きを推奨)ツヤがまし、新品の時よりも美しくなるのも魅力です。カラーは朱色のみ。メーカー直送品のため、代引き決済はご利用できません。

「山本英明・朱汁椀」についてもっと詳しく

「“1100人”が誂えた汁椀」

モノ・モノのウェブサイトへリンクします。


山本英明

山本英明(やまもと・ひであき)

塗師

1940年福井県生まれ。15歳で職人となり、技術面で最高峰にのぼりつめるが、ふだん使いの漆器作りへ方向を転換。その後の漆芸家に大きな影響を与える。著書に『塗師屋のたわごと』(角川書店)がある。2010年に死去。現在は息子の山本隆博氏が工房を引き継ぎ、漆器制作を続けている。

作者
山本英明(デザイン)、山本隆博(塗装)
素材
天然木(ケヤキ・漆塗)
サイズ
直径12.6×高さ7cm
重量
約135g
容量
約300ml(8分目まで)
製造国
日本

注意事項
※食器洗浄機や食器乾燥機は使用しないでください。

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