おもてなしだけでなく、普段使いできる杉の重箱
宮崎県で天然杉を使った弁当箱や重箱を20年以上製作している黒木勇夫さんの二段重です。漆の重箱と違って傷が目立たず気軽に使用でき、軽量なので持ち運びも便利です。
家族でピクニックに行く。友人宅のホームパーティーに手料理を持参する……そんなときは、この重箱の出番です。プラスチック容器に盛りつけるよりも、料理が格段においしく上品に見えます。
木製だと油シミやお手入れが心配ですが、本品は撥水性の高いウレタン塗料でコーティングしてあるので、揚げ物やマヨネーズのサラダを入れても大丈夫。使い終わったら食器用洗剤できれいに洗浄できます。
伝統的な技法で木材を接合してあるから丈夫で長持ち
作者の黒木さんが地元の杉を使って弁当箱や重箱を作りはじめたのは約20年前。当初はセンダン(ケヤキに似た広葉樹)を使い、拭き漆で仕上げていたそうですが、杉の柾目の美しさが気に入り、杉の木目を生かすデザインや塗装方法を研究。ロングセラーを続けています。
シンプルな形ですが、四隅は「千段巻き組」といわれる技法できっちりと接合。フタは三角形の板材を組み合わせ、寄せ木のような模様に。さらにフタの四隅を「雇い実接ぎ(やといざねはぎ)」と呼ばれる技法で補強し、強度を高めてあります。
清々しく、まっすぐな杉の木目は古来、日本人に愛されてきました。カジュアルでありながら和の雰囲気がただよう黒木さんの重箱は、おせちを詰めれば正月の食卓がワンランクアップします。小鉢やお猪口などを使い、余白を活かしながら盛りつけるのもおすすめです。
黒木クラフト工房の重箱は全部で5サイズあります。本ページは4~5人用の6寸(19.5cm四方)を販売しています。
料理家・いづいさちこさんに教わる
箱詰めレッスン Vol.1〈重箱・おせち編〉素材の特性について
黒木勇夫(くろぎ・いさお)
木工職人・黒木クラフト工房代表
1952年宮崎県生まれ。高校卒業後、東京の建設会社に入社。現場監督として10年間勤務。29歳のときに退職。沖縄・西表島移住を経て、宮崎県東諸県郡に工房を開設。地元の杉を使った弁当箱や重箱を20年以上製作している。
- 作者
- 黒木勇夫
- 素材
- 天然木(杉・ウレタン塗装プレポリマー加工)
- サイズ
- 幅19.5×奥行19.5×高さ12cm(一段の高さ5.5cm)・十字仕切り2組つき
- 容量
- 1350ml(1段)
- 重量
- 約670g
- 製造国
- 日本
- 注意事項
- ※写真の箸は付属しません。
※食器洗浄機や乾燥機の使用はお控えください。
※在庫切れの場合はお届けまで1週間前後かかることがあります。
※天然素材の宿命として木目や色合いが一点一点異なります。
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