Crafter VOL.02の特集テーマは、グループ展です。
独立したての作り手に身近な存在で、ベテランの作り手にも意義深いグループ展。これを掘り下げ、存在意義をあらためて考える企画です。
「公募展を目指し、互いに刺激しあう」、「作り手同士の生涯にわたるコミュニティを形成する」、「産地活性や情報発信の拠点にする」など、社会性を備え、手仕事を続けるための土台となるグループ展の実例を丹念に取材しています。
また、グループ展に力を入れるギャラリーオーナーにもインタビューを行い、グループ展の企画のあり方を売り手の立場から語ってもらいました。
■第1部「意志あるグループ展」
3つの個性豊かなグループ展を紹介します。「木の家具展」は、30年以上続く木工家のグループ展。「コウゲイ創発塾」は、公募展を目指し、お互いの批判にも耳を傾ける硬派なグループ。「猿山道場」は、デザイナーとの真剣勝負に挑む、うつわ作家の集団。冒頭では木工界の重鎮が、グループ展に参加し、続けることの価値を対談形式で語ります。
■第2部 「プロに学ぶ、グループ展」
グループ展に力を入れているギャラリーのオーナーが、個展にはないグループ展の魅力や、グループ展に参加する際の心構えを語ります。登場するのは、若手陶芸家の発掘に力を入れる「うつわ謙心」、日本で唯一のクラフトジュエリー専門ギャラリー「ギャラリー ドゥ ポワソン」、ふだん使いの漆をあつかう「スペースたかもり」の3つです。
■第3部「はじめてのグループ展」
焼き物の町、栃木県益子町で、10人の作り手によるグループ展を企画。初挑戦ながら見事、成功に導いた女性陶芸家、鈴木美汐さんが登場。作り手主催のグループ展で、つまづきやすいポイントを解説してもらいました。特集の最後では、グループ展の開催にぴったりな東京と大阪の貸しギャラリーも案内しています。
「個展はハードルが高いけど、グループ展なら」という、駆け出しの作り手はもちろん、個展を重ねている実力派の作り手にとっても、新たなヒントが見つかるはずです。
- 発行元
- クラフトビジネス協会
- サイズ・ページ数
- B5版・オールカラー・72ページ
- 発行年
- 2014年11月25日
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