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日本を代表する建築家の一人、吉村順三が発案した、折りたたみ椅子の傑作。こちらではキャンバスタイプを販売しています。
吉村順三・たためる椅子(キャンバス)
121,000円(税11,000円)
各バリエーションの価格一覧
本体素材
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吉村順三・たためる椅子(キャンバス)
121,000円(税11,000円)
吉村順三・たためる椅子 オリジナル(キャンバス)

座布団感覚で気軽に使える、折りたたみ椅子の傑作

日本を代表する建築家の一人、吉村順三(1908-1997)が発案した、折りたたみ椅子の傑作です。重さは約6kg(杉材の場合)、折りたたむと奥行11.5cmになり、片手で持って家の中の好きな場所へ移動させて使えます。

コンセプトは日本の座布団。「たたむ」「しまう」「出す」という動作がスムーズにできるのが特徴です。開発にあたって、吉村氏の次のような言葉が残っています。

「必要な時に必要な数だけとりだして使える日本の“座布団”は、昔の人々の残してくれた素晴らしい生活用具。座布団のように簡単に小さく畳めて持ち運びも便利で、掛け心地は勿論ですがオブジエとして形がよい、狭い所にも仕舞える椅子をつくりました。」(丸谷芳正「吉村順三が住宅設計に残したもの/たためる椅子_吉村順三からの宿題」より)

本作は吉村順三が1978年に発表した「X型のフォールディングチェアー」の流れを踏まえ、吉村氏の依頼を受けた建築家・中村好文と木工家・丸谷芳正、三氏のチームワークによって開発されました。まず、初号が1989年に八ヶ岳高原音楽堂の客席椅子として300脚採用され、1990年に一般向けに販売されました。

デザインでまず目を引くのは、四角い形のフレーム。これは吉村氏のスケッチを忠実に再現しています。材料を四角に組むことで強度を高められるほか、和室に置いても畳表を傷めにくいメリットもあります。フレームの素材は北米産のベイマツが長年使われていましたが、国産材の活用促進のため、2020年4月から国産の杉も採用しています。

長野県佐久郡にある八ヶ岳高原音楽堂。吉村順三の設計により1988年に竣工した。

10秒で折りたたみ完了。片手で運んで好きな場所で使える。

折りたたみの方法はいたって簡単です。椅子の背面に立ち、座面を上に持ち上げます。次に右のフレームをたたみ、左のフレームをたたむと完了。慣れたら収納、設置も10秒ほどでできるようになります。これなら、リビング、和室、縁側、寝室…家の中の好きな場所に簡単に移動させて使うことができます。

座り心地も折り紙つきです。薄手のシートは一見、固そうですが、中綿が入っていてお尻が痛くなりにくい作りになっています。シートの角度も絶妙で、ちょっと身体を休めたいときにぴったり。角度が急すぎないので、立ったり座ったりが楽にできます。

  • 折りたたみ手順1
  • 折りたたみ手順2
  • 折りたたみ手順3
座面を持ち上げ、右のフレームを折り曲げ、左のフレームを折り曲げると、折りたたみ完了。

もうひとつ、本作で注目したいのがフレームを可動させる蝶番(ちょうつがい)の部分です。金属製だと、折りたたんだ際に目立ってしまうため、あえて木製で作られています。というと強度が心配ですが、丸谷氏によると「蝶番の部分だけは樫を使っています。樫は鉋(カンナ)の台にも使われるほど固くて粘りのある木材なので、壊れる心配はまずありません」とのこと。

たためる椅子は、富山県高岡市の個人工房で、フレームの製作からシートの縫製まで、一貫製作されています。職人がひとりで仕上げているため、お届けに約4ヶ月ほどかかります。

フレームの素材は、ベイマツと杉の2種類があります。ベイマツ(北米産)は杉に似たまっすぐな木目ですが、杉に比べると木肌が白く硬質です。耐久性を重視する方におすすめします。一方、杉は奈良県・吉野産の杉を使用。赤味を帯びた美しい柾目とソフトな手触りが特徴で、ベイマツよりも本体重量が約1kg軽くなります。反面、傷がつきやすいという弱点があるため、取り扱いに注意が必要です。

座面素材はサラリとした感触が心地よいリネン(亜麻)で編んだキャンバス地を採用。カラーは生成り(ベージュ)の1色のみです。同じデザインでレザータイプもあります。


本体素材

  • ベイマツ
  • 吉野杉

サイズ

たためる椅子・サイズ

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当店で「たためる椅子」を購入されたお客様には、店舗独自の3年間品質保証書をお付けします。取扱説明書に従った使用方法で不具合が生じた場合に、弊社が無料で修理を行います。保証規定は製品付属の保証書に記載しています。


吉村順三
©門馬金昭

吉村順三(よしむら・じゅんぞう)

建築家

1908年東京都生まれ。東京美術学校(現・東京藝術大学)建築科卒業。在学中からレーモンド建築設計事務所で働き始める。1941年吉村設計事務所開設。1956年国際文化会館の共同設計で日本建築学会賞受賞。1962年東京藝術大学建築科教授に就任。1975年奈良国立博物館で日本藝術院賞受賞。1989年八ヶ岳高原音楽堂で毎日芸術賞受賞。1994年文化功労者受賞。1997年没。


デザイナー
吉村順三、中村好文、丸谷芳正
製造元
設計工房MandM
素材
本体:天然木(ウレタン塗装)
張り地:表面/亜麻100%、裏面/麻キャンバス
サイズ
使用時:幅57.5×奥行56×高さ70cm(座面高36cm)
収納時:幅59.5×奥行11.5×高さ80.5cm
重量
ベイマツ:約6.85kg、吉野杉:約5.85kg
製造国
日本
納期
約4ヶ月※ただいま注文集中につき、お届けまで約5ケ月かかります。(2023.11現在)

注意事項
※天然木のため、木目や色合いが一点一点異なります。
※木材が反るのを防ぐため、エアコンやファンヒーターの近くでの使用はお控えください。
※メーカー直送品のため、代引き決済はご利用できません。
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