

青森県弘前市で作られている、すべりにくい子供用の箸です。長さは17.5cmと短めで、小学校低学年までのお子様にお使いいただけます。長期展示品のため定価(税別4,300円)の50%OFFで販売します。
津軽塗は江戸時代よりおよそ300年の歴史を持つ漆器の産地です。さまざまな漆の技法が伝わっているのが特徴で、唐塗・七々子塗・紋紗塗・錦塗の4つの技法を用いたものは、経済産業大臣により「伝統的工芸品」に指定されています。
この箸を制作しているのは創業100年をこえる津軽塗の老舗、たなか銘産。伝統的な技法を守る一方で、「時代に合わせて変化させていくことこそ伝統」と捉え、新たなデザインを生み出し続けています。
本作は約30年前に考案され、現在でもロングセラーを続ける代表作のひとつ。「石地塗」という伝統的な技法を使い、麺類をつかんでもすべり落ちにくく、煮物にも箸がしっかりと刺さります。
石地塗とは、もともと刀の鞘(さや)に用いられた技法。乾燥した漆の粉をまぶして研ぎ出すことで、ざらざらとした表面が作られます。箸先ではあえて研ぎを控え、よりざらつかせることで、食べ物がすべりにくくし、反対に手に触れる部分は研ぎ方を変えてなめらかに仕上げてあります。見た目にはわかりませんが、触ってみるとその違いがよくわかります。
手のこんだ作りのため、お値段は張りますが、何年もお使いいただけるので長い目で見ればリーズナブル。丈夫な塗り方のため、子供が噛んでも漆がはがれにくく、お客様からは「10年以上、修理せずに使い続けられた」いう声も時折聞きます。万一、漆がはがれても塗り直して修理することが可能です。
サイズは一般的な箸に比べて太め(太さ約7mm)、重量はやや重めの10g。子供でもしっかりと持つことができ、お箸のトレーニングにもぴったりです。
簡単なギフト包装でしたら無料で承りますので、入学のお祝いなどにもおすすめです。なお、本品はメーカー廃番モデルのため、在庫限りの販売となります。





たなか銘産
創業69年を迎える津軽塗の老舗。箸・和食器・iPhoneケース・アクセサリ等の津軽塗漆器の製造・販売を行う。
1898 津軽塗の最老舗「田中屋」の創業者:田中三郎の次男として、柾敏誕生。
1911 柾敏13歳で父:三郎のもとに入門、津軽塗師となる。
1947 柾敏とその長男:一郎が田中屋から独立し、「田中津軽塗製作所」設立。
1977 田中津軽塗製作所を前身に、「株式会社 田中漆工」設立。
1979 田中漆工の販売部門として、「株式会社 たなか銘産」設立。製造・販売の二社体制となる。
1990 田中一郎、業界発展の功績で黄綬褒章受賞。
2011 株式会社 たなか銘産が、株式会社 田中漆工を吸収合併する形で、一社体制となる。
- 制作
- たなか銘産
- 素材
- 天然木(漆塗)
- サイズ
- 長さ17.5cm
- 重量
- 約15g
- 製造国
- 日本
- 注意事項
- ※食器洗浄機や乾燥機には使用いただけません。